カヤックやボートをルーフキャリアに乗せて運ぶことをカートップというんだけど、夏になるとちらほらカートップしてる車を見かける。
カートップで大変なのは艇の積み下ろしだ。
艇の積み下ろし用の製品が出ているけど、どうも大げさすぎるように思う。

ずいぶん前になるが、ディンギーをカートップして琵琶湖で遊んだものだ。
50kgくらいあるディンギーを一人でカートップしていた。

この時の方法が↓
1.2本のキャリアバーの端部分を塩ビパイプで繋ぎ、ちょうど井桁のような形にする。
2.積み込む時は、バウ部分を塩ビパイプにかけて、スターン部分を持って滑らせながらルーフに上げる。
3.上げた状態では、ボートは2本の塩ビパイプ上に乗っているので、バランスを取りながらルーフの上で90度回転させる。
4.降ろすときは、この逆を行う。

塩ビパイプは、太めのVP(肉厚管)丈夫なものを使い、キャリアバーにしっかり固定する。
当時は、ロープで固定していた。

現在は、赤太郎ことアルピナ430EXをカートップするので、軽いから、それほど頑丈なものはいらない。

固定は、INNO IN66 スキーアタッチメントを使い、イレクターパイプを芯に、塩ビパイプを被せている。
こうすると艇を持ち上げるとき、塩ビパイプが回転するので都合がいい。

そして、今回の新バージョンがコレ
「キャリアバーエクステンションバー」である。

カヤック程度の重さならこれでも大丈夫だと思う。
これを使えば、今までのように艇を車の上で90度回転させる必要がなくてスマートである。

「キャリアバーエクステンションバー」ごろの悪い、オリジナル造語だな。
以降は「エクステンションバー」と呼ぶ。

これの使い方は、前のキャリアバーのバーエンドのカバーを外し、この「エクステンションバー」を差し込む。
艇のバウを持ち上げて「エクステンションバー」に乗せ、スターンを持ち上げて、そのまま、後ろのキャリアバーに乗せる。
「エクステンションバー」に乗っているバウをキャリアバーに乗せて完了。

なお、「エクステンションバー」に乗せたバウがずれ落ちないように、ロープで引っ張っておいたほうが安全である。