モデルルームには、必ず吹き抜けと勾配天井があります。
吹き抜けと勾配天井は空間デザインには欠かせない存在になっています。

空間が広がることによる開放感は素晴らしいと思います。
しかし、吹き抜けと勾配天井を設計する場合、気をつけることがあります。
このポイントをまとめてみました。
■両方に言えること
少なからず、耐震性能が落ちます。
個室に比べて照明設計がやや難しくなります。
■吹き抜け
空間が上下に広くなるから暖房・冷房効率が落ちる。
したがって、家全体での高い断熱性能が必要になります。
上下の音が筒抜けになります。
床面積が減ってしまうので、有効面積が小さくなります。
■勾配天井
断熱が一番の課題になります。
したがって、十分な屋根断熱が必要になります。
経験上、メーカーや工務店の屋根断熱は不足傾向にあります。 
ついで、トップライトをつけると明るくなりますが、トップライトの位置は、基本が北側。
南側と西側の設置は注意。 
夏の暑さは半端ではありません。
暑い(暖かい)空気は上に溜まる。
換気口・換気扇・シーリングファンを検討すたほうがいいと思います。
補足
米国製のシーリングファンは安くてすぐれているものが多いです。