日本における照明のルーツは行灯やちょうちんではないでしょうか。

そして、電気が普及して裸電球になり、明るさを追求し蛍光灯が生まれました。

その代表選手が、蛍光灯シーリングライトです。

住宅照明はどんどん進歩しているように見えますが、実際は、カフェやファッションショップなどの店舗照明を追いかけています。

今では、ダウンライトも一般住宅で普通に使われるようになっていますが、昔は店舗用の照明器具でした。

ダウンライトは、天井に埋め込まれるため、建物と一体化し、とてもスッキリ見えるので是非使いたい照明器具のひとつです。

こんなダウンライトにもいろいろな欠点(特徴)があります。

ダウンライトは光があまり拡散しないため、広い範囲を照らすのが苦手です。 特に、深型(電球が奥についているもの)は、スポット照明になってしまいます。
このタイプは、美しい強力な光を発するハロゲン球が使われていることが多く、床の間や飾りだなのようなところで物を照らすのに向いています。

一般的に住宅照明で使う場合は、浅型のタイプが良いと思います。

次世代住宅では高気密高断熱化されますが、ダウンライトの場合、天井を開口して器具を差し込む構造になっているためこの点が少し不利になります。  

当然、使用するダウンライトはsgiといわれるタイプを選ぶことになります。
sgiタイプは、天井内に埋め込まれた部分全体をグラスウ-ルで覆っても問題はないし、浅型で比較的広範囲を照らすことが出来ます。

ダウンライトの適用場所はどこがいいのでしょう?

ダウンライトは広範囲を照らすのが苦手なので大きな部屋のメイン照明には向きませんが、数でカバーはできます。

狭い範囲ということでは、玄関ホール、廊下、トイレ、クローゼット内などに適しています。

浴室は当然NG、脱衣場も湿気が多いのでやめたほうがいいでしょう。
寝室のベッドの頭上もまぶしいのでやめたほうがいいでしょう。

もっともポピュラーなのが廊下です。
まっすぐ一直線配列するといいでしょう。

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ダウンライト設置のコストは!!!
器具そのものは、安いものなら3000円以下で買えてしまいます。
設置は天井板をホールソーで刳り貫き、器具をはめ込むだけです。  
ダウンライトは大抵ダウンライト同士が配線できるようになっているのでイモヅル式に簡単に増設が可能です。

ダウンライトの設置に高額な工事費を請求する業者もあるかも知れませんが、作業レベルはコンセントの設置と変わらないので目安になるでしょう。

ダウンライト!

すっきりシンプルがいいですね。。