キッチンには大概、吊り戸棚があると思うが、最初から付いてくる棚板が少ない場合が多いのではないかと思う。
棚板が少ないと、棚板と棚板の間が広くなって、収納量が減ってしまうし、無理やり重ねて収納すると、いざ使うときには非常に取りにくくなって不便この上ない。
棚板を増やせば済む話だけど、追加の棚板が既に販売終了になっていたり、とても高価だったりする。
そこで、ホームセンターなんかで市販の板を買って代用することになる。
しかし、木材も最近では値上げされているようで結構高くつく。
そんな時には、どうせ、外からは見えないので建築用の木材を使えば安く済む。
12mmの構造用合板(820ミリ×910ミリ×12ミリ)をホームセンターで1枚買って、棚板の大きさに切ってもらえばいい。
12mmの構造用合板なら、丈夫だし、十分な数の棚板が作れる。そして、なんといっても1枚1000円もしないから安い。
棚板の大きさに切ってしまえば、軽自動車でも載せれるのでお手軽である。
切ってもらった棚板は、角が鋭利になっているので、サンドペーパーやヤスリで磨いておく必要がある。
木材の面取りはNTカッターのNTドレッサーが使いやすいので、わたしはこれをよく使う。
通常、吊戸棚には、棚の位置調整が簡単にできるようにタボという部品で棚板を止めていると思う。
既成と全く同じタボがあればベストだけれど、そんなにうまい話は無い。
そこで、同じ直径のタボをホームセンターなどで購入して代用する。
タボは金属で出来ているものが多く、ばら売りだと、ひとつ10円から20円程度で売られている。
1枚の棚板に必要なタボは4つである。
ちょっと、DIYをやっている方にとっては、なんでもないことだけど、参考になればと思う。