ちょっと前のTV CM 
外張り断熱CM  ダイワハウス

ちょっと、建築に詳しい人間なら当然のことです。
このメーカーはプレハブ工法の中で最も一般的な軽量鉄骨の軸組み工法を採用しています。
鉄骨を使っているため、
昔から使われてきた内張り断熱では少々問題が発生します。
内張り断熱は柱内(外壁と内壁の間)に、断熱材(一般的にはグラスウールを詰めて)断熱をとる方法です。
外張り断熱は柱の外に断熱材(防水性に優れた高断熱の発泡ポリスチレン等)で断熱をとる方法です。
内張り断熱は、コストパフォーマンスが高いですが、ダイワハウスのような鉄骨住宅に適用すると壁の内部が湿気でやられる場合があって、最悪 鉄骨を腐らせてしまうこともあるそうです。
内部が湿気てしまえば、当然 断熱効果も非常に悪くなります。
理由を説明すると、
鉄と断熱材と比べると熱の伝導率が全く違います。
鉄骨部分は当然鉄なので、熱伝導率が大きすぎるため全く断熱が取れません。
外と内の温度差で鉄骨が結露してしまいます。
これは、氷を入れたコップの外側が結露するのと同じことです。
結露はやがて断熱材をぬらし、鉄骨を腐らせしまうかも知れません。
だから、鉄骨そのものを断熱するために鉄骨の外側(建物の外側)から断熱材で覆う外断熱が必要になるわけです。
したがって、ダイワハウスさんのCMは間違ってもいないし、むしろ当然のことを言っています。