時間が止まり、宇宙との送信も途絶え、回りの物音すら感じない静寂なる空気。

周りのもの全てが、視覚は捉えていなかった。
死んでいるのではない。
黄昏ているのでもない。
これは、人類が集中した時に現れる特異な症状なのである。
拙者もまた人の子。 集中すると、いつもこうなのだ。
朝の快便の幸福感は、我が人生における幸福感のトップ10に入る。絶対入る!
この幸福感は1年間に何回味わえるのだろうか?
おそらく、最高のマッサージを受ける回数よりもずっと少ない気がする。
昔の人はよく言ったもので、たかがウンコ、されどウンコである。
ウンコとセックスの話は、男も女も学歴も貧富の差も国境を越えてもみんな平等で平和でみんな大好きなのだ。
ウンコの話は尽きることがないので、またの機会にし、話を元にもどそう!
この日の朝もいつものようにトイレに入ったが、快便にはほど遠く、くじで言えばハズレのポケットティッシュにすらならなかった。
ふと、物思いに深けた。
気がつくと(嘘!気がつかない筈である)どんどんどんどんどんどんどんどん♪まるでタイコのように物思いの空間が大きくなる。
時は止まり、静寂な空気。
今は完全に物思いの空間の中にいる。
30分はたったと思う。
しばらくすると
目を覚ませ! ウンコはまだだ! 遅刻するぞ!もう一人の自分の声にせかされてトイレを後にした。
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
何とか、いつもの電車に間にあった。
完全に現実に戻った。
そして、恐怖が襲ってきた。
トイレの出来事!
何も覚えていない。
トイレの水は流したか?
お尻の後始末は済んだのか?
前者は、大したことではないが問題は後者である。
車内では臭わないからまずは大丈夫だ。
最終確認は会社でやろう
物思いの空間は、本当に現実を忘れさせていまい、時には今回のような事件になってしまうことがある。
幸い今回は未遂に終わってよかったのだが・・・・
物思いの空間は、このあとも続く
次回はスゴイことに?
んじゃ シンク~ラ ♪