世の中の進歩について行けないのは何もオヤジだけではありません。
現実は2極化している。
「知る者」と「知らざるもの」が。
格差社会は、こんな身近なところにも存在する。
税制に無知な者は、多くの税金を払って損をし、税制に長けた者は得をする。
かろうじて、プロバイダー、WIFI、光回線・・・・etc 名前だけは知っているが、意外と知らないオヤジは多い。
わたしのまわりに、インターネット回線を2本引いているオヤジを発見した。自宅でサーバーでも立てているのなら予備回線として1本合計2本引いていても不思議ではないが、一般家庭では1本あれば充分である。
彼は、自分用と奥様用の合計2本の回線を所有している。
実にゴージャスな使い方をしている。
理由を聞くと、「個人個人を尊重する家庭」だと言い、「それで何の不自由もないし家庭円満である」という。
しばらく時がたち
彼は、わたしにこんな質問をしてきたのである。
自分のパソコンに奥さんのパソコンをつなぐことはできないか?
何のことかはすぐに想像はできた。
翻訳すると、読者の想像どおりではあるが、「インターネット回線1本に2台のPCがつなげられるのか?」ということである。
「一般的には、インターネット回線は1本だけで、そこに家にあるすべてのPC等をつなぐ」話は以前、彼にはしていたのだが、その結果が、「個人個人を尊重する家庭」という答えだったわけのはずが・・・なんでいまさら
実は、彼はパソコン1台につき回線が1本いると思っていたようである。
WIFIという言葉もよく使ってはいるが、自分のスマホに出てくるWIFIネットワークには自由につなげられると思っている。
一般的なオヤジはこんな程度なのかもしれない。
業者からしてみれば、こういう人たちはいいカモである。
今は、インターネットがあるので大概の情報は手に入る。
わからないことは、素直に認めて、出来る限り自分で調べるようにしなければ、「知らざる者」となってしまい、いつも損をし、今に化石になってしまう。
これは、自分への教訓であり警笛である。