台風の影響で延期になっていた恒例とも高齢ともいいましょうか? 今年もディンギーに乗ってきました。
毎年一回は行こうや! ということで、きっちり年一回いですが会社の元ヨット部のメンバー3人でディンギーに乗りに行ってます。
場所は、芦屋の海洋体育館です。
もともとは、琵琶湖でクラブ艇を所有して活動していましたが、メンバーの転勤や退職や体力の限界やらで解散しました。
ここが、芦屋の海洋体育館です。 外見はまだまだ綺麗ですが、ロッカールームやシャワールームは老朽化しています。 でも、とにかく利用料が安いので文句は言えません。 シーホッパー1時間400円也
シャワールームはちゃんとお湯も出ます。
当日は、平年より気温が低くて10月下旬並みだったようです。 僕はウェットスーツを着ているのでどうってことはありませんが、連れはウェットが無いので沈すればつらいと思います。
実は予備のウェットを用意してたのですが、巨体になったため着れなかったというのが事実なのです。
風は超微風の南風でした。
微風のヨット(ディンギー)は忍耐です。
全く楽しくありません。
湾内は風も無く、波も無く、ウェイクボードには絶好のコンディションです。
ウェイクボードの引き波が小さなディンギー(シーホッパー)を容赦なく襲ってきます。
イイたとえが見つかりませんが、泣きっ面にハチという感じでしょうか。
写真があれば面白いのですが、一人乗りのシーホッパーでの撮影は難しいのでカメラは持参していません。
湾内から水路(運河)を進むと広い海(沖)に出られます。
北風、おまけに超微風。
クローズホールドでタックを繰り返しながら風上に向かって水路を進んでいきます。
おそらく・・・一才の子供の方が速いと思うほどのスピードです。
この写真は、本文とは関係ありません。
ヨットレースの海面に向かう途中、かなり出遅れて出航したところ無風になってしまってレースに参加できなかったという記念すべき写真です。
広い海に出れば、そこはパラダイス、素晴らしい風が吹いているのだと信じて、この過酷な状況に立ち向かっているのです。 そして沖へ向かう多くのヨットマンたちも僕ときっと同じことを思っているのだと思います。
去年のブログにもこんな場面があったような気がします。
途中で、全くの無風となり、こうなればヨットはただの漂流物でしかありません。
海の場合、無風が続くことは滅多にありません。
長く無風が続くと大抵風向きが変わります。
この日も無風が10分ほど続き、北風に変わりました。
でも、風はそんなに強くはありません。
ビギナーの練習にはちょうどいいかもしれませんが、経験者には少し物足りません。
ディンギーは自分の体重で艇のバランスを取ります。
風が強く吹けば、大きくからだを外に乗り出します。
こんな感じで! 最高!
沖に出ると波がそこそこあるので、簡単に海水が艇内に入ってきます。
通常、風が強くなるとヨットも速く走りセルフベイラーから自動的に艇内の海水が排出されるのですが、スピードがないとすぐに湯船状態になってしまいます。
この日も何度も湯船状態になりました。
大阪湾も随分と水が綺麗になりました。
冷泉シーホッパー湯の水は、昔は有馬の湯のごとく赤茶けていましたが、今はなんと透明なのです。
海の香りは、まだ、ほんのりと大阪湾の香りがします。
クルーザーヨットでみんなとワイワイはしゃいでた頃の香りと同じなので、この香りが懐かしくて、僕は好きです。
なんて、もの思いに耽っていると、やっと、いっしょに来てたO君を発見しました。
一回り大きくなったO君なので、ますます、鈍足になったようです。
しばらく、O君と雑談したりして楽しみいい時間になったので、そろそろ戻ろうと言うことになりました。
折角なので、レースしようということになりましたが・・・・
このあと大変なことになってしまいました。
後編へ続く