今回のダイニング照明の模様替えでは、男前なイケアのマリンライトとスタジオ風なスポットライトを使って、カフェ的な雰囲気を演出したいと思っている。
しかし、これが一筋縄にはいかないのが現実である。
照明を考えるとき、デザイン性と機能性を両立させる必要がある。
ペンダントライトは、テーブルの大きさと照明のバランス、ライトの個数、ライトの位置が主なポイントになるだろう。
マリンライトの場合、クリア電球を使えばフィラメントの輝きが美しいので雰囲気は最高である。
しかし、輝度を上げて直視すると眩しすぎるし、輝度を下げれば、暗くて使えなくなってしまう。
シャンデリアのように電球が多ければ、1灯あたりの輝度を下げることができる。
カフェなら、ともかく一般の家庭では、毎日そこで暮らすわけだからデザイン性だけでなく機能性が追及される。
この問題を解決するには、照明の位置を普段の視線に入らない高い位置か、もっと低い位置に移す方法が考えられる。
しかし、テーブル照明を考える場合には、高い位置にしてしまうとデザイン的にバランスが悪くなる。かといって低くすると器具が大きいので、椅子から立ち上がった時に頭をぶつけてしまう。
なかなかやっかいな問題である。
整理すると、マリンライトを設置するには、以下の3つの条件を満たす位置でなければならない。
女性の立ち目線で直接光が飛び込んでこないような位置
椅子から立ち上がった時に、頭をぶつけない位置
デザイン的に全体的なバランスが悪くならない位置
テーブルの表面から照明器具まで80cmから90cmの位置に持っていくというのが、セオリーとしてあるわけで、このあたりで調節できればいいんだが。
他には、マリンライトの輝度を落とす代わりに、他の照明で照度を補う方法がある。
今回は、上記2点の解決法を取り入れることにした。
マリンライトは40W以下の電球、エジソン球または調光できるLED電球。
補助照明は、スタジオ風なスポットライト60Wを2個。
なにか、腑に落ちない。
カッコイイテーブル照明を考えた場合、器具そのもののデザイン性以外に大切なことは、光のバランスだと思う。
理想は、テーブル面を強い光で照らして、人の顔は見えても背景(周りの物)にはあまり光がいかない感じである。
さて、どうなることか?
参考までに
マリンライト OTTAVA(イケア)
スタジオ風なスポットライト STAGE EVOLUTION PAR16PG(サウンドハウス)
STAGE EVOLUTION PAR16PGは、ダクト仕様でないのでダクト仕様に改造する必要がある。
(ただし、ダクト仕様のものも販売されてはいる)
改造記事はこちら