この記事は、かけ放題に入っていない方用にまとめたものである。
知人にG-CALLを勧めたが、ホームページを見ても「良くわからん」と言うことだったので、この辺もよくわかるようにまとめたものである。干支にちなんで、題して「スマホや携帯電話の通話料を安くするサル知恵」である。

携帯通話プランの大別

通話プランにはいろんなものがあると思うが、大きく分けると以下の3つになる。
1.かけ放題プラン
2.無料通話が少しついたプラン
3.基本料金だけで無料通話分が全くついていないプラン

この中で、対象になるのは、当然のことだけど2と3である。
2は無料通話分を使い切ったあとの話になる。

携帯電話(ガラケー)の通話料金を安くする方法

第三者課金サービス

ガラケーの場合は、第三者課金サービスを使って通話料を安くする。

第三者課金サービスは、携帯電話会社(キャリア)の回線を使わずに独自の回線を使って通話をする方法であり、携帯会社の回線と同等の品質があるため、ビジネスなどの大切な電話にも十分利用できる。

使い方は、相手の電話番号の先頭に独自の数字をつけてダイアルすると、第三者課金サービスの回線を使った通話ができる。

もちろん、使う前に第三者課金サービスを提供している会社と契約する必要がある。

G-CALL

ソフトバンクの回線を使った第三者課金サービスの会社。
30秒10円で消費税(現時点で8%)がかからないため、実質大手キャリアの半額以下の料金になるのでとってもお得である。

唯一の欠点は、NTTの固定電話に対して番号通知ができないこと。

以下は、NTT固定電話に対して番号通知について確認メールを出したときのG-CALLの回答

↓↓↓↓↓
この度は、G-Call電話サービスに関心をお寄せいただき誠にありがとうございます。

G-Call電話サービス・携帯発国内発信は、海外回線を経由し相手先に着信する仕組みとなります。

相手先の回線が、NTT東西の回線をご利用されている場合、G-Call発信では番号を通知することができません。

相手先の回線が、NTT東西の回線以外を利用されている場合、G-Call発信での番号通知ができます。

これはNTT回線側の設定に因るものですので、発信側で番号通知を設定されている場合であっても、相手先の固定電話のディスプレイには「表示圏外」や「ヒョウジケンガイ」と表示されます。
※機種により異なる場合がございます。

これは、G-Callと他のサービスとを併用することで対処することができます。
G-Callと他のサービスを上手に使い分け、通話料の削減にぜひご利用ください。

たとえば、≪楽天でんわ≫と≪G-Call≫を上手に使い分けましょう!

☆≪G-Call≫のメリット   消費税(8%)がかからないこと。

☆≪楽天でんわ≫のメリット NTTの固定電話に番号表示できます。

≪G-Call≫は高品質の国際電話回線を利用しているので、消費税がかかりません。
しかしそのために、NTTの固定電話へは番号表示ができないデメリットもあります。

そこで、NTTの固定電話に電話する場合は≪楽天でんわ≫や≪みおふぉんダイアル≫を
利用して、携帯電話やauの固定電話の電話する場合は≪G-Call≫を利用しましょう!

今後ともG-Call電話サービスを何卒よろしくお願い申し上げます。
↑↑↑↑↑↑

なかなか、ナイスな回答である。

楽天でんわ

楽天コミュニケーション(元フュージョン)の回線を使った第三者課金サービスの会社。
こちらは30秒10円に、もちろん消費税が加算される。
特典は、100円に付き1Pの楽天スーパーポイントがもらえる。
NTT固定電話へは番号表示(ナンバーディスプレイ契約がある人のみ)にこだわるなら楽天でんわ。

NTT固定電話への番号表示は、ナンバー・ディスプレイ契約(年間4800円)をしているお金持ちの人だけ。
この契約がない電話には、楽天でんわといえども番号通知はできない。

ブラステル

現状、日本では支払い方法や番号通知などの部分でG-CALLや楽天電話と違って違和感がある。
現段階では、個人的にはオススメしない。

スマホの通話料金を安くする方法

スマホの場合、通話料金を安くする選択肢は多くなる。

品質が高い順に
第三者課金サービス>050IP電話>LINE、VIPER電話など

第三者課金サービス

第三者課金サービスの内容については説明済なので割愛するが、スマホ独自の便利な使い方について少し説明する。

スマホの場合、ガラケーと違ってアプリが使えるので第三者課金サービスが便利に使える。

第三者課金サービスの使い方は、「相手の電話番号の先頭に独自の数字をつけてダイアルすればいい」と説明した。
ここをアプリを使って便利にするわけである。

とりわけ、アンドロイドにはこの手のアプリがたくさんある。
高機能なものは、それなりの準備が必要になるので一般的ではない。

ずばり、「通話アプリ選択ーpremium dialer」が簡単で使いやすい。

電話をかける直前に、ポップアップが出てきて何を使ってかけるのかを選択できるというものである。
たとえば、キャリアの回線、G-CALL、楽天でんわ、LINEout、VIPERなど必要に応じて選択することができる。

050IP電話サービス

050IP電話サービスの品質が昔と比べるとずいぶん進化しているので、通話品質ではビジネスでも十分使えるようになったと思う。

個人的に気になる点が2点ある。

発信は、どこのサービスについても満足できると思うが、着信が不安定な場合がある。特に気になったのがフュージョンのSMARTALKの着信が不安定だった。プッシュ通知を採用しているのでバッテリーの消耗は少ないようだが、着信しない時があるのには困ったものである。基本料金が無料なので、待ち受けや無料留守番サービス用に使えばいいと多くのブログで紹介されているが、本当に使われているのか疑問である。

それと、先ほども少し触れたが、意外とバッテリーを消耗するのが気になる。

通話品質は、随分改善されているようであるが安定したWIFI環境がベストだろう。

利点としては、番号通知がしっかりできることと、050同士が無料(すべてではない)になること。

一般の携帯電話契約を持っていれば、第三者課金サービスとLINEやVIPER電話を使い分ければいいので、あえて050を選ぶ必要は無いだろう。
もし、一般の携帯電話契約がなければ、050IP電話サービスとLINEやVIPER電話を使えば最高のコストパフォーマンスが実現できる。 なにせ、基本料金1000円程度で、電話もネットもできる。
ビジネスに使わない方ならこれで十分だろう。

組み合わせ例

格安SIM(データプランorSMS付きプランを選ぶ)

格安SIMのMVNOには多くのサービスがあるがメジャーなものをあげてみた。
もう少し詳しい話は、別の機会で紹介しようと思う。

  • iijmio
  • OCNモバイルONE
  • mineo(マイネオ)

050IP電話サービス

こちらも多くのサービスがあるが、独断で使ってよかったものをあげてみた。

  • 050Plus
  • LALACALL (mineo契約、eo光契約があれば基本料金無料)