マイカヤック赤太郎ことフジタカヌーアルピナ430EXが復活いたしました。
船体布がうまく入らず、後ろのチャックが閉まらないといった問題が発生し、前回の尾鷲・熊野旅行に持っていけなかったんだけど、旅行から帰った次の日にフジタカヌーさんへ行って解決したのだ。

フジタカヌーさんは京都府相楽郡笠置町という木津川の近くで駅で言えば関西本線の笠置駅にある。
日本のカヌー界では有名だけど、小さな会社で、ほとんど手作業でカヌーを作っている。

赤太郎を乗せた車を工場の前に止めると、中から藤田さんが出てこられておろすのを手伝っていただいた。
藤田さんとは電話でお話ししただけで、お会いするのは今回が初めてである。
メールを出しても返事がなかったので、正直イラっときていたんだけど、電話対応は非常に堅実で、お会いして人柄の良さを改めて感じた次第である。

フジタカヌーのファンの方が多いのがよくわかった。

従業員の方もとても気さくで、親切な対応が好印象だった。

カヌーはほとんどが手作業で作っているので、現時点のアルピナ430の出荷数は1500艇ほどだそうだ。
8月も予約がぎっしり詰まっていてフル稼働状態だということなんだけど、忙しい中、いろいろと丁寧に説明していただいて感謝である。

フジタカヌーさんからのアドバイスをまとめてみたので参考にどうぞ!

ファルトカヤックの船体布の入れ方

船体布が入りにくいというのは、わたくしだけでは無いと思うので、コツをひとつ。

スターン(船尾)の後ろに尻もちをついて座り、船体布についている黒いロープを持って、骨組みのスターン(船尾)部分を足で押し出すと船体布が骨組みの奥までしっかり入る。
あとは、滑車を使ってさらに押し込むといった感じである。
滑車で引く際は、船内に入って船尾方向を向いて座り滑車をひくと力をかけやすい。

これは、付属のDVDにもあるので、ひょっとしたらDVDを見なかった自分だけが知らなかったかも?

アルピナ430のタンデムからソロへのなんちゃって艤装について

普通は、一旦ばらしてフレームの入れ替えが必要だが、簡易艤装では、座席の向きを変えるだけ。
これでは、バウとスターンが反対になってしまうが、重量バランスが同じなのでさほど大きな影響はないそうである。

アルピナ430エアー量について

アルピナ430のサイドには空気室がある。
これは、船体の構造の一部分なのでしっかりと空気を入れる必要がある。
意外とエアー量が少ない方が多いそうです。
しっかり空気をいれるとカヤックの硬性?が高まるそうだ。
ただし、暑い日は陸にあげると膨張して破裂する可能性があるので、陸上では空気を少し抜いたほうがいい。

ファルトカヤックの保管について

やはり、畳んで収納袋に入れるのがセオリーだそうだ。

10年間外で風雨にさらされたフォルトカヤックを見せてもらったが、紫外線で色があせて少し船体布が固くなっていた。
驚いたことに、船体布が破けたりはしていなかったので耐久性はかなりあると思う。
20年近く収納袋に入れられたファルトカヤックは、収納袋がぼろぼろになっていたが、カヤックは全然問題ないそうだ。