この前の土曜日やっと進水式を済ました。
とはいうものの浮かべて少し漕いだだけで儀式的なものはなにもない。

フジタカヌー アルピナ430EX 船体が赤いので赤太郎と、今、たった今、命名する。
われながら、安直でシンプルなネーミングである。
赤太郎の進水式会場は三重県のトロピカルガーデン(錦漁港)である。 ここは、全国シーカヤッキング55マップに載っている。 
当初、福井の常神に行く予定だったが、あいにく日本海方面は天気が悪いようだったので太平洋側に変更したのだ。
グーグルマップでは、家から2時間ちょっとでトロピカルガーデンに着くはずだったが、拙者の思い込みで伊勢神宮の方面へ行ってしまったことや、オンボロカーナビが途中で無口になって道を教えてくれなかったことなどもあって、結局5時間あまりかかってしまった。
現地に着いたのは16時近くになってしまったので、赤太郎には1時間程しか乗れなかった。
トロピカルガーデンという懐古的、ナツメロなネーミングなのであるが、そこそこ整備された施設である。
全国シーカヤッキング55マップには、このトロピカルガーデンから出航できると書いてあったが、実際はできない。敷地内のワンドから外部に続く部分にはフェンスが張りめぐらされていて外には出られないのだ。
くっそ~!!!!!
赤太郎のはじめての航海というのに ガ~ン
仕方なく錦漁港の小さなスロープを使わせてもらうことにした。
関係者は誰もいなかったし、先客のゴムボートさんもいたのでまあいっか!
スロープ使わせていただきます と 一応心の中で叫んだのだ。
ここまでくると、流石に水がきれいである。
昼間だともっときれいのだろう?
赤太郎は水を切ってスイスイと進むと言いたいけど、馴れないパドリングのせいか疲れる。
やっぱり人力は大変である。
風もソヨソヨと吹いていた。
もし、この風でディンギーならもっとスピードが出ているし楽チンである。
琵琶湖カヌーセンターのおやじ(社長)曰く、シーカヤックは漕いでるときが楽しいんや!
人によると思うが、オイラはそうは思わない。
水面に近い乗り物では、ディンギーの方が絶対楽しいのだ。
シーカヤック(赤太郎は正式にはシーカヤックではない)は乗って楽しいのではなく、すばらしいロケーションへ行くための移動手段なのである。
釣りやシュノーケリングの為のツールなのである。
例えるなら、運転そのものを楽しむスポーツカーがディンギーであり、移動するためのミニバンがシーカヤックなのである。
というわけで、今回の赤太郎の処女航海は欲求不満に終わったのであった。
次回はどこに出陣しようか!
んじゃ~ シンク~ラ ♪