そろそろ無線LAN環境を新しくしなければと思っていた時、TP-LINK Archer C7 AC1750という製品に出会った。
国産ではないが、コスパが良くて非常に評判がいい製品である。

TP-LINK Archer C7 AC1750は、アマゾンでは「TP-LINK 無線LANルーター デュアルバンド 11ac/n/a/b/g ギガビット 1300Mbps+450Mbps 2 USBポート Archer C7」といった長いタイトルで紹介されていた。

今まで使っていたのは、コレガのCG-WLR300GNE。

CG-WLR300GNEについては、さほど不満はなかったが、5Ghzに対応していないことと家の中で電波が届きにくいところがあることが若干の不満だった。

そこで、口コミやブログ上で絶賛されている「Archer C7」に変更することにしたのだが・・・。

結論から言えば、電波の届く範囲は「CG-WLR300GNE」とほとんど変わらない。

2.4Ghz帯の通信速度については、近くでは、リンク速度が同じなので変わらないが離れると「Archer C7」の方が明らかに速いように思う。
でも、「Archer C7」よりも「CG-WLR300GNE」の方が安定した感じがする。
ただし、「Archer C7」のチャンネルやチャンネル幅の設定はデフォルトの自動にしているので設定を変えると結果は変わるだろう。

「Archer C7」は3階建ての住宅にも対応と箱の説明には書かれているが、拙宅では十分とは言えなかった。

結局、2Fに「Archer C7」1Fに「CG-WLR300GNE」を設置することで、家中どこにいても快適にWIFIが使える環境にした。

「Archer C7」は802.11aや802.11acといった5Ghzに対応しているが、残念ながら、今使っているスマホ「ZenFone2 Laser」は5Ghzに対応していない。

リンク速度とは、無線LANルーターまでの通信速度。
「Archer C7」の場合、2.4Ghz帯で理論値MAX450Mbps、5Ghz帯で理論値MAX1300Mbpsである。

スマホの「ZenFone2 Laser」のリンク速度は、MAX72Mbpsなので「Archer C7」の恩恵は全く受けない。
これは、「ZenFone2 Laser」だけではなく無線LANの通信規格がIEEE802.11b/g/nのほとんどのスマホにも言えることである。

ちなみに、「GALAXY Note 3 SC-01F」では、IEEE802.11a/b/g/n/acに対応しているので5Ghz帯が使える。
5Ghz帯のリンク速度は、MAX433Mbpsだった。

実質リンク速度は、通信中に通信データのチェック等が発生するため、おおむね3分の1くらいになる。

まあ、通信速度についてあれこれ言っても、一番重要なのはサイトへのレスポンス時間である。
いくらここでWIFI環境を最高のものにしても、他にボトルネックがあればあまり意味がない。

たとえば、「Archer C7」をアクセスポイントとして使ったとしても、LAN環境がギガ構成になっていないと十分ではないし、光回線がギガでも、契約しているプロバイダーがIPv4だと、100Mbpsや200Mbpsの制限があったりする。
サイト側のサーバーのレスポンスなどはどうしよもないが大きな問題となる。

拙宅では、LAN環境はすべてギガ対応済、フレッツ光の隼なので、今後、IPv6対応のプロバイダーを選べば通信速度はもう少し改善されるだろう。