インフレータブルボート?
ゴムボートというほうが一般的だろう。
カヤックやディンギーは、今でもたまにやっているが、エンジン付きのボートから離れて随分時間がたった。
海へ帰ろう!
思えば、エンジン付きボートのはじまりは、アキレスのインフレータブルボートだった。
その後、大阪湾でクルーザーヨットを2艇乗継いだ後、琵琶湖でウェイクボードをするためにモーターボートを楽しんだ。
ゴムボートというと、手漕ぎでのんびりした感じがあると思うが、エンジン付きのタイプでは結構スピードの出るものも多い。
アキレスのスポーツボートに乗っていたが、20ノット以上は軽く出たので非常に爽快だった。
ゾディアック(フランス)、エイボン(イギリス)、アキレス(日本)、ゼベック(韓国)
これは、世界で有名なインフレータブルボートメーカーである。
ハードボトムの超ヘビーデューティーなものを除いた一般的なボートの価格は、ゾディアックでさえ、それほど高価ではない。
(ただし、日本でゾディアックを買うと倍以上の価格)
アキレスは、 米国デュポン社が開発したハイパロンゴム(CMS)を使用していることや、5年間保証をしているからだと思うが、他と比べても少し高い。
昔使っていたアキレスボートは、素材が分厚くて重かったが、非常に丈夫で空気が抜けることは一度もなかった。
日本では、今やアキレスよりジョイクラフトの方が人気があるようだ。
人気の理由は、安さ、軽さ、バリエーションを武器にした巧妙なマーケティング戦略である。
ただし、安いといってもアキレスより安いだけであって、世界のゾディアックよりも実は高かったりする。性能は比べるまでもあるまい。
日本人ももう少し広い視野を持たないと世界に通用する製品が生まれてこない。
さて、個人的には、命を託すボートだから
日本ではアキレスしか考えられないが、正直言ってハイパロンは過去の遺産だと思っている。
アキレスも安価なPVCボートを出してきているが、これはジョイクラフトのマネにしか思えない。
いくら日本でジョイクラフトのボートが売れているからと言って、世界が認めているアキレスが3流ボートメーカーのマネをするのではなくて、世界一流のゾディアックやエイボンと競ってほしい。
ゾディアックのボートが欲しいと思っているんだけど、なかなか手に入らない。
いろいろとネットで調べてみて気になったボートを発見した。
「SATURN(サターン)」という韓国メーカーだ。
なんという恐ろしい名前と思ったが、土星のサターンだった。
中国や韓国ははっきり言って好きではないが、中国や韓国製品にも結構いいものもある。
自分の周りのものをみると、PCのディスプレイは韓国のLG電子、スマホはサムソン、タブレットは台湾のAcer・・・
サターンは日本ではほとんど知られていない。
ネット検索をすると、海外では結構メジャーなようである。
ゾディアックやエイボンやアキレスのように世界の一流メーカーではないけど、世界の二流メーカーである。
そういえば、ラフティングボートで有名なゼベック社も韓国なので、意外と韓国製のインフレータブルボートも良いのかもしれない。
海外での評価も結構よさそうである。
海外のレスキュー艇や東北エリアの消防レスキュー用艇としても採用されているようなので問題なさそうである。
いちおう、代理店もある。
電話でお話しすると、担当者(おそらく社長)は非常にボートに詳しい方だったので安心した。
サターンのSD330を検討することにした。
当然、海外製だから予備検査がついていない。
テストをしなければいけないのは面倒だけど、全速力で回転したり、最高空気圧の1.25倍の空気を入れての耐久テストなどシビアなテストを実際するので、かえって安心である。
そのまえに、免許が切れているので、こちらがさきだ! 急げ2級から1級へ!