アマゾンFire タブレットを評価するとき、アンドロイドのタブレットという視点でみればこんなひどいタブレットは無いと言えるだろう。実際、アンドロイドOSを大幅に改造して作ったアマゾン特製タブレットなのでアンドロイドではないんだが・・。
アップルのユーザーなら十分許容できるだろうとは思うが、それにしても、アンドロイドでないにせよ、自分流に全くカスタマイズができないタブレットはアンドロイドユーザーにとって大きなストレスを感じてしまう。
アプリはアマゾンのアプリストアからしかダウンロードできない。
グ-グルプレイに比べるとアプリの数が非常に少なく、インストールするとアマゾンの購入履歴に入るので、これもうっとおしい。
アマゾンは、グーグルを徹底的に排除しているようなので使えるアプリは、グーグルマップぐらいだが、タブレットには珍しくGPSが付いていないので現在地がわからない。
少し工夫すれば、グ-グルプレイにあるアプリをインストールできるのだけど、グーグルのアプリはインストールできても動かない。
自分の使い方では、最低限プライムビデオとキンドルとインターネットが出来ればOKなので機能的には大きな問題はない。
ただ、SILKというクロームを真似て作ったようなアマゾンのブラウザーだけど、ブックマークのインポートなどの機能がないので少々使いにくい。
オンラインのブックマークなんかを使うしかないか!?
それと、SILKでは、7インチのタブレットなのに文字が少し小さい。
大きくすることもできないので、年寄りには少しつらいと思う。
4980円という破壊的な価格は魅力的な端末ではあるが、スマホとして使うのならやめた方がいい。
すなおに、他のアンドロイドタブレットを買った方がいい。
メモリは8GBと控えめだけど、
アンドロイド5.1
microSDカードスロット(128GBまで確認)
GPS
miniHDMI端子迄ついている
噂によると、あのNEXSUS7よりさくさく動くらしい。
販売価格:7,980円(税込)
スッゲ~ぜよ!
このスペック・価格を見れば、アマゾンFire タブレットは霞んでしまう。
それにしても
アマゾンのタブレット戦略の方向性は間違っているように思う。
アマゾンさん、そこまで使いにくくアンドロイドを改造する必要はなかったと思う。
ドコモのような多くのプリインストール屑アプリはないんだから、アマゾンが提供しているアプリだけプリインストールしておいて、それを削除できないようにするだけで十分なのに・・・。