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回顧伝 僕たちの決闘 ~カエルになった少年
  
はじめに
いつもは拙者だが、過去に戻ったので僕になった

僕はそんなに勉強ができるわけでもなく、すごくスポーツができるわけでもない。
どこにでもいるような小学生だった。
テツオ君じゃないテツと僕は因縁の関係だった。
僕たちの決闘はテツオがガマになった後もしばらく続き、相変わらず僕の圧勝も続いたんだ。
以前にも紹介したけど
僕は、女の子の給食に正露丸を入れたり、ワラカして鼻から牛乳事件を起こしたりと、学級日誌の悪い人欄の人気レギュラーだったんだけど、このころから、女の子がとても好きだったんだと思う。
ある日の昼休みの出来事だった。
次は体育の時間なので、もう僕たちは体操服に着替えていた。
僕のクラスにはイケてる女の子が3人いたんだ。
一人はいつも学級委員をやってるスポーツができて頭がよくてカッコイイ女の子 ただし、こいつは僕をいつも悪い人欄に記入している正義の味方F子である。 
T子はすごく気品があって笑顔と声がとても可愛かった。
M子はちょっとすましたクールでしっかりした美人だった。
F子、T子、M子、FTM。
僕たちはファントム美人3姉妹と呼んでいた。

ファントムは、学年でも男子の憧れでもあったんだ。
ファントム美人3姉妹を昼休み独占したのは、僕が至上初ではないかと勝手に思っている。ほかの男子の視線が気になる中ファントム達と会話を楽しんでいた。
特にF子は、天敵ではあるけど笑うと蕩けてしまうほど可愛かった。
話が盛り上がってる中、後ろに人の気配が
と思った瞬間
体操ズボンがズラサレタ~
パンツもろとも
ファントムと1メートルの至近距離
ミサイル発射!!!
この頃の僕のミサイルはまだ小さかったし、核弾頭も出ていなかった。
でも良かったのかな?
ファントムには当たらなかったけど
あたってれば・・・・・・
誰なんだ! 僕の核ミサイルを敵に見せたのは!!!
振り向くと、ゲロゲロとガマは跳んで逃げた!
くそったれ! ガマ野郎!
僕の機密情報がファントムに見られてしまったじゃないか!