健康診断でメタボ、中性脂肪、コレステロールと悪材料が目白押しの小生である。
「リチャードおまえ最近腹出てんとちゃうか?」マフィアのボスのような風貌をもった会社の先輩からも言われた。
なぜか、マフィアボスは小生を「リチャード」と呼ぶ。
たしかに、リチャードギアに少しは似ているが・・・小生の方がずっとカッコイイと勝手に思っている。
思うのは自由であり、日本国憲法の後ろ盾もある。
ということで、メタボをどうにかしなくてはならない。
世間では、こういった場合の対策として「ダイエット」と言う言葉を使っている。
「ダイエット」にはいろいろな方法があるが、その大部分が食事制限によるものである。
「ダイエット」「食事制限」!!!
そんなバカバカしいことには、付き合っていられない。
プロボクサーやモデルでもあるまいし。
一般人にとって、食事制限なんてものは、ネガティブの極めであり、第一、不健康である。
そもそも、メタボを喰らった原因は、引きこもりによる運動不足なのである。
以前は、週3回はジムに行き、休日は海にいた。
今は、週1回ジムに行き、休日は家にいる。
状況は明らかであり、メタボを喰らって当然の報いなのである。
「ダイエット」なんてする気は全くない。
目的は、脂肪を減らして、筋肉量を増やすことで、体重を落とすことではない。
かといって、ボディービルダーのようになろうとも思わない。
自分の中では、人工的に作られたボディービルダーのような体形がカッコイイとは全然思わないし、プロテインを飲まなければあんな風には絶対にならない。
それに、プロテインを飲めば、体質的に筋肉がすぐにつく反面、すぐに痛風になってしまうという笑える体質なのである。
ジムへ行くと、だいたい同じメンバーが来ている。
彼らは、それぞれ目的は違うが、ほとんど毎日来ている・・・と思う。
風呂に入りに来るだけの者
お話大好きな大阪のおばちゃんたち
ウエイトリフティングコーナーに群がるマッチョ軍団
鏡の前で一人で踊り狂う自称スター気取りで、よく見ればおばちゃん
示し合わせたように腰に布きれをまいたダンス軍団
集合だけして外に走りに行く意味不明なマラソン軍団
などなど、いろんな人達がフィットネスクラブに集まる。
彼らは、完全に習慣化している。
今週は、火曜、水曜と続けて2回ジムへ行った。
たしかに、週2回程度行くようになれば、習慣化していくものである。
こうしたレギュラーメンバーの中には、フィットネス中毒者が必ずいる。
フィットネスに取りつかれた、フィットネスが生活のすべてと言った感じで、どこのフィットネスクラブに行っても必ずこういう人たちがいるから、あ~ら不思議なんです。
こういった常連さんを「スパイス」と呼んでいる。
もちろん、「スパイス」と呼ぶのは、わたくしだけだし、これもいい加減なわたくしの思いつきであることなど聡明な読者のかたならお察しかとは存じております。
言っておくが、「スパイス」が人に害を及ぼすわけでもないし、政治を揺るがすこともなく、別段嫌いなわけでもない。
どちらかと言えば、彼らは、フィットネスクラブに活気を与えてくれる、店舗にとって非常に重要な存在、なくてはならない存在、すなわち「スパイス」なのである。
だから、スパイスのいないフィットネスクラブは、フィットネスクラブとは言えない。
そんなクラブはすぐに潰れてしまうだろう。
これは、カレーが入っていなければ、ただのシチューであって、ただのシチューを出すカレー屋はすぐに潰れてしまうのと同じ理屈である。
どうです。
非常に説得力のある例だと、自分でも感心してしまった。
一言で言えば、
「スパイス」のいないフィットネスクラブは、「スッパイスル」なんちゃって、カレー臭のするギャグでございました。
ついでに、なぜ、カレー臭というのか?
なぜなら、カレーには、いろんな「スパイス」=「酸っぱい酢」が使われているからである。
カレー臭のあの匂いは「酸っぱい酢」から来ているのである。
なんてな!
投石されないうちに・・・おあとがよろしいようで。。。