シルバーウイークは、お盆のリベンジを果たすために再び尾鷲へ行った。
復活した赤太郎(フジタカヌー アルピナ430EX)でカヤッキングだ。

20日の7時くらいに出発して、10時くらいには尾鷲の和具の浜から出艇し、無人の浜でランチをする
つもり・・・だが・・・。

予定は完璧だけど、いつも実行力が伴わない。

9時起床、それから旅の準備をして12時前に出発。
高速が混んでいたりして、尾鷲には3時過ぎに到着。

カヤックは翌日でもできるし、この日は、尾鷲の海を眺めながらのんびり釣りをした。

バスロッドにメタルジグを付けて、、、釣れたらラッキーくらいの気持である。
釣りにのめり込んでいた小中学生のころとは違い、今はシチュエーションを楽しむフィッシングスタイルになっている。
あまり大きな声では言えないが、変化の理由が、単に釣れなかっただけというのは明白な事実である。

本日は、車中泊でございます。
その前に、お風呂と食事ということで、尾鷲で有名な「夢古道の湯」へ!
ものすごい期待を持って出かけてみたものの、そこには銭湯以上スーパー銭湯未満な感じのお風呂があった。
でも、気持ちいい。

尾鷲は魚がうまい。

駅近くの「かっぽう田舎」で刺身定食と太刀魚の煮つけを食した。
刺身定食のカンパチの煮つけだけが冷めていて固くて残念だったが、さすがに尾鷲は魚が旨い。
子持ち超肉厚の太刀魚は初めて食べた。
濃いめの味付けがこの煮つけにはベストマッチである。

釣り、お風呂、食事を堪能した我々は、「道の駅 海山」で明日のカヤッキングに備えて車中泊をした。

翌日、マクドナルドで朝食をとったり、イオンで昼食やおやつを調達し「和具の浜」についたのは11時をまわっていた。

出艇の前に、まずはコーヒーブレーク。
風が強い。
ガスは諦め、面倒くさいがコールマンシングルバーナーで湯を沸かし、ドリップコーヒーを淹れた。
コーヒーのお供は、期間限定不二家のカントリーマアム(焼き安納芋)。
なかなか美味い。

午前中にカヤックされていた方の話によると沖は結構荒れているそうなので、昼からゆっくりと出発することにした。

と、ここまでは余裕をかましていたわけだけど

カヤックを車から下し、艤装を済ませイザ出陣となったときのこと。

ライフジャケットが

ない

積み忘れた!

希望が絶望へと変わった。

「まあいいや!」と出艇できるかもしれないが、我は海の子ヨットの子だから、そんなことは許されないのである。

男たるもの諦めが肝心である。

10月の連休があるさ。 海は逃げない。

それまで待ってろよ尾鷲の海よ!

こうして、我が赤太郎(フジタカヌー アルピナ430EX)は、またしても海に帰れなかったのであった。